
実験は学校農場の一部を使って重イオンビームを照射したアサガオの種を900個体栽培しました。アサガオの種は、とても硬い皮に覆われているため芽切りといって、皮に少し傷をつけて発芽しやすくしてからまきました。
私は高度な科学技術を用いていることと、900粒もの量のアサガオを栽培することから、花の色が変わったり、大きさが変わるなどの比較的簡単な変異ならば、出現するだろうという予測をたてていました。
そして、種をまいた後では、どんな小さな変異も見逃さないように細かくデータをとりました。データ項目では発芽率や生存率、草丈や葉、花の大きさ、害虫の被害率などそれぞれ細かく記録しました。しかし草丈や、葉、花の大きさはアサガオの数が多く、また成長がとても早い、そして一人での研究ということもあり、それぞれ一度しか測定できませんでした。なので成長過程での変化を調査することはできませんでした。
冬に採取した種子を蒔いてみたところ以下の表のような変異アサガオが観察されました。 |