理化学研究所 仁科加速器科学研究センター

見たい!知りたい! 原子核サイエンス最前線仁科加速器科学研究センター応援団学⽣Webライター
2022年度募集

イベント概要

仁科センターで実際に働いている研究者に、ライターになった気分で直接インタビューをしていただきます。研究テーマ・研究者という職業・加速器という⼤型施設を用いた研究の魅⼒等を感じてもらい、その想いをプロのサイエンスコミュニケーターのサポートを得ながら共に記事として形にしていただくイベントです。

原⼦核物理や加速器の魅⼒を
わかりやすく伝える

化学の教科書で⾒かける周期表中の「Nh(ニホニウム)」、四季咲きの桜、がん治療に役⽴つ(核医学)…これらは仁科加速器科学研究センター(仁科センター)における原⼦核物理学の基礎研究から⽣まれた成果です。基礎研究というと“遠い存在”に思われがちですが、私たちの社会や⽣活に新しい価値をもたらしてくれるものなのです。

原⼦核物理や加速器をもっと⾝近に感じてほしい、基礎研究や物理実験の⾯⽩さを伝えたい。そんな思いから、仁科センターの広報を⼿伝っていただける⾼校⽣や⼤学⽣を募集します。重さ8300tもの巨⼤加速器装置を見たり、熱い思いを持った研究者にインタビューしたり……
現場を体験しながら Web で情報発信していただきます。

「研究者と話してみたい」「研究現場のことを知りたい」など、科学研究に興味のある⽅であれば理系・⽂系は問いません。将来、原子核物理の研究者やサイエンスコミュニケーターなど研究に携わってみたい方にもおすすめです。

インタビュー先

核子多体論研究室

多くの陽子と中性子からできている原子核の構造や現象を、コンピュータ上に再構成します。

核子多体論研究室 原子核の精密計算で宇宙の物質の謎に迫る

超重元素研究開発部

H, He, Li, Be, … 元素周期表はどこまで続くのか?限界はある?限界があるなら、その理由は?誰も答えを知らないから、実験します。

超重元素研究開発部 116番元素リバモリウム合成の検証に成功

実験装置開発室

物質とは何か?その素である原子核の真実を解き明かすため、特別な実験を企画します。そして、その実験のための唯一の実験装置を、私たちはつくっています。

実験装置開発室 原子核を見る新型電子顕微鏡の完成

イオン育種開発研究室

突然変異によって新しい品種を作りだす最も効率の良い方法が、重イオンビーム照射です。なぜ、重イオンビームなら高効率が実現できるのでしょうか?

イオン育種開発研究室 重イオンビームで温州みかんの品種改良

RIビームファクトリーについて

世界最高性能を誇る「RIビームファクトリー」。水素からウランまでの多種多様なRI(放射性同位体)ビームを生成します。
※RIは希少同位体を指すこともあります。

募集人数

4名程度

参加条件

高校生~大学生(2023年4月時点)、またはその年代に相当する方。未成年の場合は、保護者の同意を得てご応募ください。
※それ以外の方でご参加希望の場合、応募フォーム記載の問い合わせ先へご連絡ください。
※審査を通過されイベントに参加される応募者には、来所時の交通費・宿泊費を弊所規定により支給いたします。また記念品を贈呈いたします。

スケジュール

  • 2023年1月13日応募受付開始
  • 2月19日応募締め切り
  • 2月下旬審査・審査結果発表
  • 4月下旬または5月上旬仁科センター訪問(インタビュー、原稿作成等)
  • 5月中 記事校正作業
  • 6月頃 Webサイトで記事を公開

新型コロナウイルスの感染状況によって、日程や開催形式に変更が生じる場合があります。

審査員

理化学研究所 理事仲 真紀子

未踏の分野、解けない謎、新しい知識、発見のわくわく感。みなさんの言葉で伝え、発信してください!

理化学研究所 広報室長下山田 ちはる

RIBFの新たな魅力を発見してくださることを願っています。理研でお会いしましょう。

理化学研究所
仁科加速器科学研究センター長
櫻井 博儀

若い方々の感性で、仁科センターの「夢」をガッツリ引き出してください!